※ 作品の登場人物や内容に言及があります。ネタバレを含みます。
※ ただの個人的な感想です。
※ 二次創作のモブ霊を好んで読んでいるので、モブ霊目線での感想が多いです。他のCP推しの人は読まないことをお勧めします。
※ 原作師弟の関係は、あくまで「師弟愛」であり、「恋愛」ではないという大前提です(そういうジャンルの漫画ではないので)。
大人と子ども 疑似的保護者・被保護者の関係の終了
大人が嘘をついて本質を見せないことも、保護者的な一方的に無償の愛を提供することも
子どもが真実を見ないふりをして、思考停止して依存し、超能力を提供することも
いずれも等身大の関係とは違う。
最終的に求められ、達成されたのは、やはり、疑似的保護者・被保護者の関係の終了なのだろう。
携帯とスマホ
携帯電話を持たせてGPSで場所を把握するというのは、まさに保護者の子どもに対する対応だ。最終話ではスマホに代わった。おそらく師匠の携帯電話は持っていない。
携帯電話からスマホへの変更は、どう考えるべきなのか。
端的に言えば、レがモ君をGPSで探して助けに行くという関係が終了したということ。レが保護者としてモ君の窮地に駆けつけることはない。レの一時保護者としての役割の一つはモ君の暴走を止めることだったから、「俺がいなくても大丈夫だ」と言ったのは、つまり、もうレという逃げ道がいなくても、自己受容を果たしたモ君は暴走しないということだろう。ストレスに直面しても、自分で解決できるでしょうということなのだろう。
レがモブの居場所を知りたくても、一方的にGPSを確認することはできない。レが電話をかけたり、メールを送って連絡をとるなどしなければ、モブの居場所を確認することはできない。REIGEN7話で師匠が電話を握りしめて、3時間かかる場所にいるらしいと言っているのはまさにそういうことだ。師匠は、モブが今その瞬間、どこにいるか知らないし、把握する術もない。知る為には自ら連絡して(=手を伸ばして)尋ねなければならない。
これは、モブもまた同様だ。レはゼロ能力だから、モ君は探知できないだろう。
お互いに、電話をかけたり、メールを送ること、連絡しコミュニケーションをしなければ会うことも安否を確認することもできない。
二人の間の距離は少し遠くなった。保護者関係ではないから。でも、「等身大」の関係になるには必要なステップだったのだろう。師弟関係の本質の変容とも言えるのかな。多分全然普段連絡とってないと思うけれど、いざレに呼ばれたら飛んできてあげるだけの関係は継続しているらしい(RE第7話)。モ君は普段超能力を使わなくなったけれど(第101話)、レのためには相変わらず使っているようだ(顔面ケーキ(第101話)やREIGEN第7話)。
一方的に教え、教えられる関係から、相補的でお互いをリスペクトする関係へと変わったのかなと思う。14歳という年齢差は変わらないし、本物と対峙するときに師匠が最後に頼りにするのはモブで、その関係性はきっと今後も続くのだろうと思う。